2023年4月22日　広島市佐伯区 U様

｢壁の砂が剥がれてきたので気になります｣ と、お客様からご相談をいただきました。

今回のような壁を聚楽 (ジュラク) と言い、京都を代表とする土壁で土や砂の質感を生かした自然な風合いは古くから歴史的建造物にも使用されています。調湿性・防火性・断熱性などに優れており、美しい仕上がりは温かみを感じられ、現在も和室に使用されているお住まいが多いです。

今回のお住まいのように経年劣化により砂がポロポロと剥がれたり、衝撃で傷やひび割れを生じる事があります。 そうすると壁の美しさが低下するだけでなく、落ちた砂のお掃除も大変です。 工事としては聚楽からクロスに貼り替える事も可能ですが、お客様から「聚楽は残したい！」という強い拘りを示され、このご要望に 応えるべく聚楽の塗り替え工事を行いました。

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聚楽には “砂の都” を使用して施工前とは異なる色の聚楽を塗布し、室内の雰囲気が明るく一新しました。 聚楽やクロス、どんな素材が使用されていても必ず時間の経過と共に劣化が生じます。

少しでも気になる箇所があれば放置せず、診断ならびご相談をいただくことをお勧めします。